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しずおかグリーンツーリズム研究所
大魔神「Q」の旅や思いをつづるコラム
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天まであがれロケ(その2)
いよいよ鶴見町の我が家での撮影開始、遅い夕食を終え鶴見に向かう。

映画制作の専用車、マイクロバスに、何台かの車。煌々とした照明、

ものものしい雰囲気が何やら通夜をイメージさせる。



かわいらしい男の子が出てきた主人公の鈴木天馬君だ。今日の撮影が

終わったようだ、一足遅かった、残念。ま、明日があるさと気を取り

直して家の中に入る。撮影機材でごった返し、監督はじめスタッフが

明日の打ち合わせに余念がない。役者は上がったが、スタッフの夜は

まだ続いている。

居間に目をやるとサッカーの武田選手の遺影がある。そう亡くなった

天馬の父役だ。

***夢。砂漠のような場所。辺りには何も見えない。鈴木天馬が凧

をあげている。後ろを振り向くと、父の良介がそれを見守るように立

っている。良介に向かって手を振る天馬。良介も、手を振り返す。

安心して、凧あげに夢中になる天馬。後ろから呼ばれた気がして振り

返ると、そこには誰もいない。不安になって「お父さん!」と、呼ん

でも返事がない。良介がいた所まで、天馬が走ってくると、そこには

1辺が6メートルはあろうかという凧が、ただ横たわっている。

その時、物凄い突風が吹く。大凧がふわりと浮き上がる。天馬が押さ

えようとするのを吹き飛ばして、空に舞い上がっていく大凧。何故だ

か天馬は、その凧に「お父さん!」と叫び、凧を引き戻そうと必死で

糸にぶら下がる。天馬の身体が引きずられそうになるところで目が覚

める。従姉の溝口楓が天馬の身体を引きずりながら起こしているとこ

ろだった。***

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寝室が楓の部屋に、つなぎの四畳半和室が天馬の部屋に変っていた。

部屋の中の小物類は近所に住む職場同僚の露木家のものだ。初日ロケ

に使った自転車4台も鶴見町の子ども達のものを露木さんが集めてく

れた。そ、そして撮影のスタッフや役者の控え室が欲しいと、隣の

伊藤さん宅に昨晩スタッフが頼み込んで使われていた。鈴木さんの

軽トラも明日は出動とのこと。鶴見町の方々にもフィルムコミッション

に巻き込んでしまい後ろめたさを感じている。

映画には人は出てないけど愛用のモノが出ていることに喜んでいただけ

ると救われる。


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***天馬は幼い頃、父さんと一緒に、父さんの作った凧をあげたこと

があった。幼い天馬にはものすごく大きいものに見えたのだ。そんな父

さんの自慢話を少し大げさに披露したところ、逆に「天馬の父さんは嘘

つきだ。」と言われてしまったのだった。
 家に帰った天馬は、まだ整理し終えていない引越しの荷物の中から、父良

介が作った凧を探し出す。凧は、浜松まつりの凧を小さくしたような凧で、

表面には天馬の名前の由来である背中に翼を持った馬が天空に飛び上がる

絵が描いてある、手作りの凧だった。***

 天馬の机にはその凧が置かれていた。(つづく)

 溝口久 q-mizo(アットマーク)tranzas.ne.jp

しずおかグリーンツーリズム研究所  主任研究員
  浜名湖えんため(環浜名湖の観光振興を考える会)顧問
http://mq.blog14.fc2.com/ (大魔人の旅ほか)
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「天まであがれ!」ロケ(その1)
「浜名湖えんため」ロケ応援団の太田さんからメールが届いた。
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***27日より『天まであがれ!!(仮)』の撮影も始まり、

明日29日(日)にはクライマックスシーンの25畳大の大凧を

浜名湖ガーデンパークで揚げるという大イベントが繰り広げ

られます。スタッフは8時集合です。***

この29日の撮影は、「鈴木天馬君(10歳)と中山じいさんの

出会いは、二人の凧への思いに火をつけた。二人は、じいさん

が作りかけのまま放置していた、25帖の大凧を完成させよう

と誓うのであった。果たして、完成を間近に控えたある日、

じいさんが倒れてしまう。天馬の大凧は完成するのか・・

天馬の思いは天までとどくのか・・」というクライマックスの

シーンなのだ。

前夜にあった中西三沙子さんの「ピアニシモでね」の出版記念

パーティーで飲み過ぎ、目が覚めた時すでに8時半、あああ。

これでは9時半に予定されている大凧を揚げるシーンが見られない。

朝食をそこそこにエキストラ兼お手伝いに会場に向かった。

この日は珍しく風がない。遠州のからっ風と言われ冬のこの時期

は西風が強烈だ、風がないことよりも強過ぎることを心配してい

たくらいだ。会場に着くと凧は寝ていた。どうやら風がないので

風を待っている様子に思わずラッキーとつぶやいた。

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他のシーンのロケが続いていた。中山じいさん役の宍戸錠氏が

右足を包帯で巻き足をずって歩く場面だ。

「スタート!・・・カット!」北原監督のイメージに合わず

3回をほど取り直しが続く。

「みなさん、本番中は声を出さないでください」との声に皆、

固唾を飲んで見守る。取り巻くスタッフは20人はゆうにいる。

浜名湖えんための松島君も中に混じり映画制作者側のスタッフ

と間違えるぐらいの活躍ぶりだ。稲葉会長もディレクターのノリ

で走り回っている。

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午後2時を過ぎ風が出てきた。これなら揚がりそうだ。いつの間

にやら各町内の凧も応援参加、20を越す凧が舞っている。

う、うなぎの凧もいるではないか。

いよいよ法被姿の浜松凧揚げ会の連中が糸を繰り出す。

すっと朱書きの「天」が空を目指した。青空に「天」が映える。

これで凧があがっているカットは撮れた。次は凧糸を引いているシーンだ。

稲葉会長が気を利かして私をエキストラに出してくれることになった。

早速、法被を羽織、糸に付いた。引っ張らずに引っ張っているように、

カメラを絶対に見ないで、空に凧を思い浮かべて揚がった喜びを顔に

出してと注文がついた。皆、顔を引きつらせながら笑み、腰を落とし、

力を入れて糸を引くふりをした。「皆、役者やねえ」。

夢中になっている間に西の空が赤みを帯びてきた。

もう帰らなくては、明日から2日間は我が家でロケだ。


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***天馬は、父親と死に別れ、東京から父の故郷で、母の実家がある

浜松に引っ越してきた。浜松での生活は、東京の暮らしとは随分違った。

転校した小学校でもなかなか友達ができない。***

そう、この母の実家が我が家なのである。美術担当の斎藤さんが孤軍
奮闘で部屋を飾り付けているのだ。正月の場面だから門松が欲しい、
掛け軸はこちらのほうがいい、監督のイメージに合うようにしつらえ
ていくのは大変な作業だ。その仕上がり具合と母の様子見に帰宅を急いだ。
(つづく)

溝口久 q-mizo(アットマーク)tranzas.ne.jp

しずおかグリーンツーリズム研究所  主任研究員
  浜名湖えんため(環浜名湖の観光振興を考える会)顧問
http://mq.blog14.fc2.com/ (大魔人の旅ほか)


浜松・浜名湖地域振興映画『天まであがれ』(その2)
浜名湖えんための稲葉会長から連日メールが入る。

1月27日から映画『天馬であがれ。(仮題)』がクランクインだ。

「浜松・浜名湖を全国メジャーへ」を合言葉に、経済産業省の平

成17年度委託事業「地域における産業アーカイブ整備支援事業」

で制作するものだ。国から4000万円、地元で2000万円(市からは0)

ボランティア人工を含めば1億円を越す事業となり、世界映画祭

へのチャレンジも予定されている。



***浜名湖えんため関係各位殿 お疲れ様です。稲葉です。
21日(土)と22日(日)の両日、お手伝いのみなさまを一人

でも多く募集しております。半日でも数時間でも構いません

ので、ご協力お願い申し上げます。
21日は、大凧製作現場となる都田テクノ西側にある養鶏場跡地。

22日は、浜松まつり会館からガーデンパークへ25畳の大凧を輸

送したあと午後は渋川の民家へいきます。
よろしくお願い申し上げます。***



そこで22日9時浜松まつり会館に向かった。浜松凧の会、遠州凧

の会の凧を語らせたら止まらないベテランの方々が主人公天馬

の「天」と朱に書かれた25畳大の凧を運ぶ準備をしていた。

幅は一車線分をゆうに占拠し、高さも歩道橋に当りはしないか

との恐れから単管足場を斜めに組み、そこに固定させた。重さ

はないが、外に出すと風で凧が足場ごと動いた。トレラーに載

せられ中田島砂丘入り口にあるまつり会館から出て、国道1号

線を一昨年浜名湖花博の会場になった「浜名湖ガーデンパーク」

に向かった。

固定されていた凧が風で横にずれる、歩道橋前でくぐることが

できるか停車して確認、ガーデンパークに渡る浜名湖上の橋で

は対抗車線の車を停めての一方通行。30分もあれば着く道を

1時間掛けての運搬となった。



ようやく辿り着いた凧は無事か?げ!凧の中心を支えていて単管

が凧を突き抜いているではないか。

「大丈夫、二色にまたがっているところじゃないから。」と隣に

いた凧キチの藤田さんがこともなげに言う。確かに誰も問題にし

ている様子はない。これをガーデンパーク体験館に入れる。

扉全開、どうみても凧のほうが大きいんじゃない、入るの?

そこは竹のしなりを活かして無理やり押し込んだ。

そして、今は29日の本番を控え、館に中で横になっている。



帰りがけにディレクターの池原さんが

「溝口さん、明日あさってにご自宅に子ども机やエレクトーン、

ベッド入れますのでよろしくお願いします。」

天馬君の自宅準備も進んでいく。



29日は、浜名湖ガーデンパークにエキストラ集合は9時集合、

遠州凧の会のメンバーが9時半に凧揚げ準備開始。

さあ皆さん25畳の大凧が空を舞う勇姿を見つつエキストラ

として映画に出てみませんか?



溝口久 q-mizo@tranzas.ne.jp
〒430-0928 浜松市板屋町314-3-408
しずおかグリーンツーリズム研究所  主任研究員
  浜名湖えんため(環浜名湖の観光振興を考える会)顧問
http://mq.blog14.fc2.com/ (大魔人の旅ほか)
風のハルカ
Mr.YUFUINこと中谷健太郎さんからFAXが入った。
知人が亀の井別荘に宿泊予約したのでお相手してくださいとFAXした返事だ。


朝のHNK連続ドラマの風のハルカで藤竜也の「倉田旅館」がそれである。
12日は観光組合事務職員公募での選考会が放映され、13日にハルカが職員として選考された。



8年前の由布院観光総合事務所事務局長全国公募の面接試験がモデルのなっている。
そう、私の後任者決定の場面である。その時のお話はテレビで15分放映され、その録画が手元にある。
その時のお話を別の機会にできればと思う。



さて、健太郎さんのFAXの内容はこうだ。
「風のハルカ」も3月を終わればたちまちFade Out。
そうはさせじと画策中…「風の食卓」という行動を起こして畑と食卓、農家と料理人と接待人と客人を結ぶつもり…
拙者は口ばかり…みんながやってくれるかどうか?



ご活躍を祈る。
途中で田舎遊びをして出世は遅れたかもしれないけど、
次々に面白い人物や体験が持ち上がってきて、結局は
豊かな人生を送られている様、慶賀の至り。目出度く候。
合掌 中谷健太郎


明日は稲取温泉でよそ者にやらせるまちづくりの話をしてこよう。
そう、選択的土着民と宿命的土着民が交ざりあってのムラづくりのお話をネ。


 溝口久 q-mizo@tranzas.ne.jp

しずおかグリーンツーリズム研究所  主任研究員
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※写真は亀の井別荘敷地内にある湯の岳庵にて健太郎さんと
haruka

浜松・浜名湖地域振興映画『天馬であがれ。(仮題)』(その1)
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主人公子役は、すでに映画主演の経験もある「鈴木達也」くん。
そして注目のアイドル女優は、静岡県出身の「佐津川愛美」ちゃん。
そしてそして、大物俳優さんは、みなさんご存知の「宍戸錠」さん。
この3名はメインキャストとなって、浜松を舞台にロケがはじまります。
ぜひみなさんの応援よろしくお願い申し上げます。

と、浜名湖えんための稲葉会長からメールが入った。
静岡新聞の朝刊にもその記載があった。

浜松市鶴見町の我が家が主人公天馬君の家となる。
普段は母に住んでもらっているので、割と自由に使える家
なので、提供したら監督はじめスタッフの方々に気に入ってもらい
ロケ宅に決まった。
1級建築士をとってすぐに自分で設計した当時自慢の数奇屋風
中庭のある家だった。
もうすでに20年の年月を重ね、クロスのはがれ、ロールブライドの
上げ下げが不自由になるなど手を入れなくてはならない。
とりあえず、3日間 障子12枚を張り替え、台所を少し磨いた。
明日10日監督、デレクター、美術スタッフ他の方々が来ることになっている。
(次は映画のあらすじ他へつづく)

※ 浜名湖を全国メジャーへ!!
 映画『天馬であがれ。(仮題)』経済産業省の平成17年度委託事業
「地域における産業アーカイブ整備支援事業」のひとつに採択された
浜松・浜名湖地域振興 映像コンテンツ製作プロジェクトは、
浜松浜名湖地域振興映像コンテンツ製作コンソーシアムとして
浜名湖えんため・浜松市・吉本興業(株)・(株)UFJ総合研究所が
主体となり推進し、地域一丸となって 浜松・浜名湖地域を舞台
とした映画を製作するものです。

溝口久 q-mizo@tranzas.ne.jp

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新春お祝い申し上げます
新年がスタートして早一週間が経ちました。
普段の生活が無事スタートされたこととお察し申し上げます。

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先日、和歌山県龍神村の林業家の真砂典明さんから
今年の干支 間伐材から作る「楽木犬(ラッキーワン)」が届きました。
12月から始め1月まで毎年作られている干支シリーズです。
雨の日の作業にと始められ早36年、三順目の犬です。
今年、我が家では私と次女が年男・年女ですので、何より嬉しい
プレゼントとなりました。

耳の部分を斜めに円弧状にカットして、紅白の紐がデザインを引き締め
新春祝いの雰囲気を出します。目、鼻、そして足が点で表現され愛くるしさ
を感じます。これが木工芸プロやデザイナーではない
林業家の真砂さん個人のセンスなのだから、敬服します。
湯布院でもアトリエときの時松辰夫さんの雑木を使った木の器の
デザインも見事なものです。
こうした「いい味わいのデザイン」がムラから生まれてくることに触れると
「今、この国はローカル田舎が面白い!」と思えます。

今朝、中日新聞の新刊紹介に
「ろーかるでざいんのおと」~田舎意匠帳~ 鈴木輝隆著
の本の紹介がありました。
「今、この国は、、、」は本書を推薦する筑紫哲也さんの言葉です。
今手元にありますので、本のお話は別便でさせていただきます。

では、今年も貴方様にとって心豊かに過ごせることができますよう
お祈りしております。

※写真は真砂・新新干支シリーズ アトリエときの器
昨年お知らせしました静岡県旧豊岡村で1/28に予定されていた
黎明フォーラムⅤは中止となりました。ざ、残念

溝口久 q-mizo@tranzas.ne.jp

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  浜名湖えんため(環浜名湖の観光振興を考える会)顧問
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