しずおかグリーンツーリズム研究所
大魔神「Q」の旅や思いをつづるコラム
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協働推進人づくり塾中級編(その3)
これまでKJ法によるワークショップをもっぱらやってきた

自分にとって刺激的な話であった。世古さんはこのKJ法の弱点も突いた。

「今持っている意見出し、そこからの現状把握には向いているけども新たな

考えの引き出しには向かない。出された意見が全てだから」と言う。



例えば町の開発の議論にX軸にかかる費用の大少、Y軸を開発の規模の大小と

した時に「開発規模が大で費用が少ない」部分の意見は殆ど出ない。

皆が思いもつかないからだ。そこを引き出す。

意見のコントロールに当たらないのかと会場から質問が出る。それは誘導では

なく指摘だと切り替えした。「つぶやきを意見にする。意見を出すべき必要の

ある領域があればそれを指摘する」



となると、先の例では「費用をかけるとすれば区画整理、費用をかけずに時間

をかけて手を入れていくなら地区計画か」ぐらいの基礎知識がないと務まらない。

グループワークに参加する者にあまり知識がない場合には有用な意見が出てこない、

その時にどうする?

情報共有のワークショップをするといいとのアドバイスがあった。



ファシリテーターの技術だけでなく、取り組む題材についての相当な予習も必要だ。

これが議事進行役の延長と捕らえていたらしい多くの受講生たちにはショックだった

のではないかと思う。



「グループファシリテーターから出されてくることを整理し全体意見としてまとめる

こと、そして全体の進行を指揮する全体ファシリテーターをある程度こなせないと

上級編には進めない」との言葉に進級を希望する手は挙がらなかった。

3,4人はできるであろう人がいたが、その人達だけで上級編をとなると県委託事業で

ある手前ちょいと難しい。



ということで、1月に受講生と当協働推進人づくり塾事業の受託のNPO法人で協働

して企画運営するフォーラムを計画することの実務的中級編その2を開催することに収まった、

 ヤレヤレ。次回の12月2,3日がまたまた楽しみだ。(おしまい)

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腕きき事務局長を全国公募します。【転送歓迎】
平成14年夏、静岡県大井川沿いになる町営川根温泉の支配人全国公募をしました。

由布院温泉観光協会・旅館組合事務局長全国公募のノウハウを入れ込んだものでした。

282人もの応募があり、映像機器の老舗メーカーの「エルモ」の社長であった人が選ばれました。

2年間川根町にご夫婦で移り住み、川根温泉の施設そして経営基盤を盤石なものにしてくださいました。

町民に氏を慕う者多く、その志が根付いています。

さて、今度は伊豆稲取温泉観光協会の事務局長の全国公募です。

新聞社の人に聞かれました、「なぜ全国公募するのですか?」

「活性化するには、外から活性ガスが必要なのです。」


組織と人間の問題に正面から取り組み、厚い情報の中からしっかりとした

企画をつくり、関わる人たちとの議論を重ね、万人納得の企画に練り上げ、

実行する能力を持ち、人間的魅力を備え、人との関係をきちんとおさえる

エネルギーの持ち主の名乗りを鶴首にてお待ちしております。


稲取温泉まちづくりに個人的にお手伝いする者として募集要項を書きながら、

こんな人おるんかいなと思いつつも、かくありたいとの希望を込めました。


11月21日県内各紙に記事が出ました。事務局には40件ほどの問い合わせ

が寄せられたのこと、来年2月4日の選考会が楽しみです。
協働推進人づくり塾中級編(その2)
次は前回やったウイッシュポエムをやろうと言うのだ。

「わたしのまち、○○○○○○まちであってほしい」の○○を書き入れて、

それを出し合い、テープでつなげて詩にして、題をつける。

その詩を最後にパフォーマンス付きで読み上げて発表するというものだ。



 中級編はそれだけに留まらない。○○○であって欲しい言葉から課題を

 読み取れと言うのだ。

 課題を書いたポストイットを類型化するように前に張り出された模造紙上

 に整理していく、この全体ファシリテーターは世古さんが務めた。

 ウイッシュという意見を課題へ言語化することの訓練だ。

 受講生がポストイットを読んで貼り付けようとすると、

 「それは問題でしょう、課題になっていませんね」「何言っているのか

 さっぱり分かりませんね」と容赦ない突っ込みにあう。

 もともと課題と問題を区別できていない。目的があってそれを実現するため

 の目標を立てる。現状を把握してその目標との差を埋めるようにすべきことが課題なのだ。



この時の世古さんのやり方が参考になった。タイトルをA4の紙の上にポストイット

に書いて貼り付ける、そのタイトルに合うもの個々の課題を貼っていく、その範疇に

なければ即座に新たなタイトルを書いて別のA4台紙を用意する。

外れた意見に対応するために「その他」の台紙を用意するのもポイントだ。

この台紙があると、重要性 や緊急性等の視点で課題を階層化する場面では台紙ごと

移動すればいいので効率的だ。

この作業は多くのバラバラな意見を小項目、中項目、大項目に構造化していくことそのものだ。



更に、世古さんは言う「個々の意見の本質、主意を的確に掴み、本人よりも適切かつ分かり

やすく修正する。個々を類型化してタイトルをつけ情報の整理、そして構造化する。

これが協働コーディネーターの重要な役割」だと。

これはただ講習を受ければ身につくというものではないな、かなりの頭脳が必要だ。

そこに世古さんの言う「協働コーディネーターはりっぱな職能だ」ということがよくわかる。人づくり塾2

協働推進人づくり塾中級編(その1)
協働推進人づくり塾中級編がスタートした。「協働の基本、

協働コーディネーターの役割を学ぶ」初級編には110名ほど

の参加があったが、2日間にわたる中級編に臨んだのは38名

であった。

20から30名位を予定していたが講師の世古一穂さんの講座

内容に魅力あってか予定枠を大きく上回った。

今回は「グループファシリテーターや情報整理の手法を学ぶ」

である。グループワークが主になるので、まずはグループ分

けから、前回同様に1月1日生まれから壁際に並ぶ。

1から7までの点呼が進み、言った番号ごとにグループ席に着く。



さっそく属性確認のための旗揚げ表示「1、行政」

「2、NPO」「3、中間支援」構成員のバランスを見て人の

入れ替えが行われる。実際のグループワークにおいても必要な

作業である。



早速、カードに自分を紹介することを5つの項目ごとに書き、

これを38人一人づつ発表していくのだが、この自己紹介項目を

類型化してグループ発表せよと言うのだ。グループワークに入

る前に旗揚げで意思表示、「1、ファシリテーターをやりたい」

「2、頼まれたらやる」「3、絶対いや」これで瞬時にファシ

リテーターが決定。



ファシリテーターはまずは進行方法を説明する。ばらばらに

繰り出される意見を翻訳しつつ客観的な言葉に置き換え、構造

化していくのである。報告書で言うところの小項目、中項目、

大項目、タイトルづけといった整理なのである。そして進行

管理も。たかが4人グループのファシリテーターじゃないか

なんて簡単に引き受けようものなら、大変なことになる。



「ファシリテーターの役割は、意見のコントロールではなく進行

 のコントロール」と言われ、それを司会進行的な役回りとの理解

 が破壊された。



 さて、自己紹介の類型化だがXY軸でとの例を示されたので、

 それを時間軸と公私軸で発表内容をプロットしようとしたがなか

 なか上手くいかず発散する。Z軸も必要なのだろうが、ますます

 わからなくなりそうなので諦めた。

 結局、「公私」「過去未来」「収支」「見えること見えないこと」

 で整理すると発表したが、モヤッとしていた。

 単純に分けるとすれば、言った事をそのまま「家族」「仕事」

 「個の活動」「思っていること」・・・とすればいいが、分析を

 するとなるとそんな単純なわけにもいかないだろうと唸っていた。



グループ発表を終え、世古さんのグループ分けの披露となった。

A4の紙の上にタイトルが付いていた。1プライバシー公開型 

2仕事紹介型 3活動紹介型 4生き方・心情紹介型 5人生紹介型

 6その他 なるほど発表者そのものを類型化かぁ、なるほど面白い。

どれに該当するか自分の名前を書いたポストイットを貼ると

6その他の紙上に貼られたのは1枚のみ、うまく仕分けられた。

3活動紹介型に貼る方が多かった、なるほどNPO関係者が多い

ことが現れている。これが趣味の会だと5が多くなるとのこと、

この仕分けでその集団の性格が分かる。(つづく)
ローリングストーンズ(その2)
周りを見ると、頭が寂しくなった男性、白髪混じる女性が目に付く、

そう団塊の世代の人たちだ。ドラムのリズムに体を小刻みに揺らし

てリズムをとっているぐらいならいいのだが、昔取った杵柄ごとき

ディスコ調になって踊ろうとするとぎこちなさが気になる。

総立ちだった彼らに訪れる疲れは早い、いすの背に腰を降ろし2時間

の公演のペース配分を計っている。



ロックが誕生して50年、団塊世代は時を同じく過ごしてきている。

来年からは始まる大量定年時代、この段階の世代を何とか商売の対象

としてターゲットにされている。趣味のそば打ちに陶芸そしてミニ農業

程度のお客様だけでいいとは思えない。



私の関係するNPO業界でも話題の世代だ。楽隠居にはまだまだ早い、

これまで培った知識と経験を発揮して社会貢献の担い手になって欲しいのだ。

昔の「金の卵」の如く、「いぶし銀の卵」のように輝いていてくれると嬉しい、

そこに自分の未来を見るから。



ロックと言うメッセージは「壁を突き破る」象徴だったに違い、

そして最後は「Satisfaction」で締めたい。(おしまい)



※写真はギタリストのキースリチャード

ドイツ ハノーバーのミュージアムで購入した絵本より

DSC06756.jpg

ローリングストーンズ(その1)
照明が落ち、ステージを照らす一本の光線の先にミックジャガー、

いきなり「ジャンピング・ジャック・フラッシュ」だ。

4月5日、ローリングストーンズの名古屋初公演にナゴヤドームを

埋めた3万人のひとりとしてスタンドにいた。



鳥肌が立つと同時に、皆総立ちだ。前座のリッチー・コッツェンバンドの

「機動戦士ガンダム」の歌も織り交ぜた実力派ステージの余韻は

「ジャンピング・ジャック・フラッシュ」の一曲ですっ飛んだ。

ナゴヤドームに漂う空気は一変した。



ストーンズを聴き始めたのは沼津高専の寮にいた頃、もう30余年も前の

ことだ。隣室の住人、ロックきちのボイラー製造業の3代目Mとの出会い

からになる。今で言うエアギターを畳ベッドの上でプレイする。

ディープ・パープルのリッチ・ブラックモア、ツェッペリンの

ジミー・ページそしてストーンズのキース・リチャードまで何でもござれ、

なにせ音はカセットレコーダーから流れてくるのだから間違いはない。

エレキギターは確かに持っていたようだが実際の音は聞いたことがなかった。



当時、ストーンズは麻薬のことで、来日を果たすことはできなかった。

生涯実物を見ることはないだろうなと思っていたミックジャガーが、

遥か先のステージで軽やかに跳ねて歌っている。

御歳すでに62歳、他のメンバーも似たようなもんだ。明らかに鍛えて

いる締まった体から、伸び上ってくるボーカルに鳥肌は立ちっぱなしだった。



1万8千円のチケットを手に入れるのに少々勇気が要ったが、私が中学3年の時

に来日したトムジョーンズのチケットが3万円という、当時のサラリーマンの

月給に近い額に比べれば安いもんである。

でも3万円出せばアリーナの中に入れた、ここをケチったばかりに目の前には

野球のネットが、、、ああ。どのみち大型スクリーンを見るのだから、もっと

安い外野席ぐらいで会場を俯瞰できる席のほうがよかったと悔やんだが、

時すでに遅し、「Time waits for noone」というストーンズのナンバーが頭をよぎった。

(つづく)

溝口久
しずおかグリーンツーリズム研究所主任研究員
浜名湖えんため顧問
韓国農村のお話
由布院に9年前の夏に一ヶ月研究に来られた
金さん(現在:岡山大学環境学研究科助教授)
とお付き合いが続いています。
先日、浜松で地理学会があって、こちらに来られました。

その時の発表要旨を送ってくださいました。
「最近、韓国農村が面白くなりました。
「場所マーケティング(Place Marketing)」という地域開発戦略で、実は由布院
も昔からやってきたことです。ただ、由布院は温泉という「競争力のある地域資産
(資源)」をもっていたので、少し違うところもありますが。

場所マーケティングとは、新しい地域のイメージを創り出し、場所資産としてマーケ
ティングすることによって、地域経済の活性化を図るというものであるが、従来の地
域づくりや地域ブランド化戦略との違いは、「競争力のある地域資産(資源)」がな
ければ「つくる」という発想です。

つまり、従来の地域づくりや地域ブランド化戦略
では地域固有の資源、すなわち場所性に基づいて行わなければならないと主張されて
きた。しかし、すべての地域が競争力のある地域資源を持っているとは限らない。そ
れ故、場所性を場所に対して認知された特性と定義し、需要に合わせて修正ないし形
成可能であるという場所マーケティング戦略は注目に値する。
というものです。」

要旨読むと日本も韓国も同じですねえ
協働推進人づくり塾(その1)
今年度私が担当している事業に「協働推進人づくり・フォーラム」事業がある。

協働コーディネーター養成講座で協働推進のための人づくりをし、その人たちが

協働してNPOフォーラムを開催するというものだ。担当の私だけでは力不足ゆえ、

NPOに企画公募して、最も素敵な企画をしてくれたNPOに委託した。



講師に「協働のデザイン」で有名な世古一穂さん(金沢大学院人間社会環境研究科教授)

を招いての「協働推進人づくり塾」が10月3日、静岡を皮切りにスタートした。

浜松、沼津でも同様に初級編が開かれる。その後のやる気次第で中級、上級に進むよう

になっている。上級に上がるには試験もあるサバイバル講座だ。



さて、その初級編。30人の募集に45人も集まってしまった。県、市町、NPO、企業他

入り混じっての研修だ。

午前中は、協働が必要になってきている時代背景を、合併、道州制といった行政改革から

説明、合わせて日本のNPO制度のお話が続いた。



ただの座学ではなく、受講生にも参加させ、緊張感を与える仕掛けがしてあった。

さてその仕掛けとは各人に配られた色違いの5枚のカード、カードには番号がふられている。

このカードを使って意思表示させるのだ。これの良いところは、日本人特有の

「他の人の様子を窺いながら」がなく、瞬時に、そして同時に意思表示がされることだ。

数えるのにはちょいと骨が折れるけどネ。



「貴方の所属は? 県は1、市町は2、NPOは3、企業4、その他5を挙げてください。」

一目で構成が分かる。意外と県職員が多く胸をなでおろした。

次は「道州制について説明できる人は1、できない人は2を」1を挙げると指名され、

即座に答えることになる。中途半端な知識でかっこつけて1のカード出したりすると、

後で恥かくことになるから覚悟が必要だ。



「アメリカの州と、日本で考えている州の違いは何?」「静岡県は合併でいくつの市町村が

いくつになったの?」「国ではいくつ?」「NPO法の正式名称は?」「公益法人の根拠と

なる法は何?」いずれも分かる時は1、分からない時は2を挙げて、次々と進められる。

「うーん」と唸ること多く、日頃の生半可な知識が浮き彫りにされる。



午前中の講義終了20分前、「これまでの講義で質問がある人は1、ない人は2、保留は3を

挙げてください。」出された質問を次々にホワイトボードに書いていく。

「市民活動の定義は?」「ファシリテーターは中立を求められ同時にリーダー的役割を求めらるが、

リードするとなると意見を持たざるを得なくなるのではないか?」・・・。

一つずつの質問に答えた後に、再びカードを挙げさせ、会場に疑問が残っていないかどうかを確認する。



このカードを使った受講生参加のアップテンポな進行技術に脱帽した。

せんだい・みやぎNPOセンターの加藤哲夫さんの人間パワーポイントも聞き手を引き付ける。

名だたるNPO実践家の講座は内容だけでなく、そのプレゼンテーション・進行に学ぶべきことが多い。

10月7日に控えている青年団を対象とした3時間講義に、世古さんのカードを早速使ってみることにしよう。

「格物致知(かくぶつちち)」という言葉
秋の涼しさが増してきました。
ご機嫌麗しくお過ごしのこととお察しいたしますが如何でしょうか?

「格物致知(かくぶつちち)」という言葉があります。「物事を通して、具体的な動
作をして得た知恵が本当の知恵だ」という意味なんです。これに反して、人間が実
際に物に当たって仕事をしないで、ボタン一つで装置にやらせるというのが現代文
明の特徴ですね。

例えば、家庭の中の三種の神器、電気洗濯機、電気掃除機、電気炊飯器ができ
て、どのくらい家事労働をしないで済むようになったかと言うと、昭和37年
(1962)の段階で3時間27分、主婦は家事労働から解放されたそうです。その3時
間27分を何に使ったか。モノを買うお金稼がなくてはいけませんから、
パートや内職をされたんですね。

それによって、実際に物事に当たって得た知恵、あるいは知恵を体の中に蓄積する
ために物事に当たるチャンスを、日本人はどんどん失っていきました。ですから、魚を三枚におろせないお母さんが増えたりするのも当たり前です。

スーパーに行けば、ちゃんと三枚になってお刺し身になっているのですからね。
体を使わないで知恵だけを得る。その知恵も実際的な知恵ではなく、既に記号化
さ れたり数値化されたりした、つまり加工された情報を知恵と思っているんですね。



本来は生の情報を自分の中に入れてから、自分で加工していく。その過程を含めて、
自分の情報になるはずなんですが、今はその手間をかけない。そのため、お 母さん
たちが子どもたちに教えようとして、段取りや手順が分からないんですね。

いわば子どもと同程度の人が、教えようとしているわけです。子どももまた、記号化され
たもの、数値化されたものしか知らないということになりますね。こんな話があります。


ある子どもが、怖い顔を している魚を釣った。「鬼カサゴだろうか」という話になって、
家へ帰って『魚類 図鑑』を調べたら載ってなかったんですね。
普通は「図鑑が間違っている」と判断 するのですが、この子は「魚の方が間違っている」
という判断をしたというんですね。

草柳大蔵氏の人づくりニュースからでした。子育て最中です。戒めになりました。
ロックフィールド「元気の木開設フォーラム」その4
岩田社長が演題に立った。

安藤さんとの出会いは30年前、北野町にあるローズガーデンに出店した時に遡る。

その後、静岡ファクトリーの設計監理を依頼することになる。

(ここで、今現在の静岡ファクトリーの映像が流れた。静岡は雨、ここ神戸は快晴)


1980年代終わり頃、高級料亭、三ツ星レストランがもてはやされていた。

しかし、これからの食に求められるのは健康・安全・安心だ。その後、食に関する問題が多発した。2,000年の大手乳業メーカー食中毒、産地偽装、BSE、鳥インフルエンザ、中国野菜の残留農薬などがそうである。


10年前から実施していた「健康・安全・安心」の食を追及するという信念のもとに安藤さんにデザインを依頼し、静岡ファクトリーに具現化してもらった。

ここには環境に対する姿勢を常に確認できるような風力発電3基とビオトープを設置している。風力で得た電力で1日1000トンを浄化し、その水を更にビオトープガーデンに流しナチュラルな水にして大地に戻している。企業の社会的責任として環境課題に取組んでいる。

5年前、風車の丘保育施設を開設した。女性が子育てをしつつ勤める環境を整えるためである。開設当初不安があったが、いい保育士に恵まれ、3人でスタートしたのが今では40人を超える子どもを預かることになった。そこで子どもたちへの食育を実践、地域の方々にも芋掘り、田植え体験に手厚い応援をいただいている。

是非2棟目をとの想いから神戸ヘッドオフィスに開設した。ガラス張りの開放的な空間から青々とした芝生に広がるウッドデッキは子どもたちにとって最高な環境となっている。前には野菜畑、育てること収穫することを体験。昼ごはんも子どもたち用に用意している。芝生の庭にある「元気の木」はモニュメントの愛称、震災10年の行事に杉山智子さんが制作したもの。みんな「元気の木」で楽しんでいる。



この神戸ヘッドオフィスは2004年に竣工、物流センターをリノベーションした。

入社試験の面接で学生が「この社屋や環境で、こういう価値観を持つ企業で是非働きたい」と言ってもらえる。現在、静岡では中学生の職場体験を受け、大人たちの働く姿を見せ、働くことを体験してもらっている。このように社員他多くの方々にデザインを通して夢を与えてくれる安藤さんに心から感謝している。
(つづく)
※写真は「元気の木 保育室」
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